失敗は次への糧!私がシステムエンジニア時代に起こした失敗とは。

システムエンジニア

今回は私が若手時代に起こしたしまったミスとその対処法、ミスとの向き合い方についてお伝えしたいと思います。

私が起こした若手時代最大のミス

私が2年目の年末年始に任された作業がありました。年末年始の定期作業で配送先別の年末年始休暇に沿ったシステム上のカレンダーを作成する作業がありました。手順書はあるので、それに沿って進める形でした。

年内の設定作業は完了し、年明けに切り戻し作業を実施しました。一時的にイレギュラーなカレンダーを割り当てていたので、元のカレンダーに戻してカレンダーマスタを最後に削除する手順になっていました。

手順に沿って削除を完了しました。ですが、この作業に漏れがありお客さんの配送業務に影響を出してしまいました。

翌朝会社に行くと

普段は遅めに出社する上司や先輩社員が出社して慌てている対応をしている様子でした。私が出社すると「昨日なんか作業した」と聞かれて「年末年始の作業で戻し(削除)作業をしました」と回答し、そこから「わかった」の一言だけでした。

どうやら、削除したカレンダーを使っている箇所があったらしく、お客さんの業務に影響が出てしまったのが聞こえました。要は私の戻し忘れがあったのに削除したしまったことに気づきました。

何も注意されないのは逆に辛い

対処が終わって、上司たちがお客さんと打ち合わせしていました。自分がミスしたことについて、議論している様子でした。

会議が終わった後も何も注意されず、上司たちは通常業務に戻っていきました。通常通り対応を振られる形で普段と全く変わりないような感じでした。

何か注意された方が潔く切り替えできそうですが、何も言われないのは何かモヤモヤするというか辛かったです。おそらくお客さんからも苦情に近いことは言われたはずなのに、何も言われず淡々と仕事を振られるのがなんともいえない気持ちでした。

当時今後も引き続き頑張ってほしいというメッセージだと捉えました。とはいえ今後チームには迷惑かけたくないと思ったので、以下のことを意識して業務することにしました。

教訓1:自身のタスクは公開する

当時の反省の1つとして一人で抱えて作業をしていて、チーム全体から見ると何しているかわからない状態がありました。システムエンジニアは「チームで動いている」ことを最も痛感させられました。

今回の失敗で対応したのは、私ではなく上司やプロジェクトリーダーの方々でした。最終的にはチームで動き、チームで解決することを痛感しました。

そう考えると周囲から見て、何をしているかわからないことがチームにとっては最も良くないことに気づいたので、私は当時スケジューラに自分の作業予定を細かく記載することにしました。

そうすると、他の作業で手が離せないのか他の対応を振っても問題ないのかが周囲から見て明確になって、「今これやってるならその後でやってほしいことがある」とか、「先にこの対応できる?」とか優先度の調整もよりしやすくなりました。

教訓2:属人化しない!

当時のミスの要因の1つに手順が曖昧になっている部分があり、いつどのタイミングで決められた作業を行うかを理解して進めていなかったことが挙げられました。つまり、作業の属人化を招いていたということです。

会社での業務にて属人化は大きなリスクとなります。何しているか周囲からわからなくなってしまうのはチームにとって痛手です。

まず、私は今回ミスしてしまった作業の手順書を誰でもできる形となるように改定しました。誰でもわかるようにする上で一番大事なのは、「機械的にできるようなところまで手順書に落とせるか」です。文言だけではなく、スクリンショットや矢印、吹き出しなどを駆使して手の動かし方がイメージできるように書きました。

そうやっていざとなった時に誰でもできるようにしておくことが大事だと当時学びました。

教訓3:やっぱり最後は報連相!

経験年次が浅い時はホント大事です!これを怠っていたことが当時の最大の失態です。なるべく独力で判断した結果、削除した時に周囲が何も確認することもできずに、ミスに繋がったからです。

報連相の中でも特に「相談」が大事です。わかんないことや困ったことがあれば、すぐ相談した方が良いです。仮に怒られたとしてもです。

当時は怒られるのを恐れてなるべく相談せず、独力で解決するようにしていましたが、時間かかるしミスは出るので、困ったら相談してしまった方が早く解決できます。

学校の勉強などは一人で黙々とやるのが良いのかもしれませんが、仕事は人同士でやるものなのでちゃんと会話することが大事です。

失敗しても凹まない!反省すべきことを反省したら忘れる。

真面目な方だと失敗するととてつもなく凹むと思います。私も繊細な方なので、失敗したくないし失敗したら落ち込みます。

私はこのミスの時に考え方を変えました。落ち込んでも失敗が元に戻るわけでもないので。

ミスはミスなので、原因を考え次に活かすことは大事です。ですが、反省をしたらそれ以上は考えない方が良いです。

いちいちクヨクヨしていたら、メンタルが持ちません。システムエンジニアで病んでしまう人はホントに真面目な方が多いです。私の同期で一番最初に病んでしまったのは、最も真面目な方でした。

ミスから学ぶことはたくさんあります!ミスは新たな気づきや学びを得られるきっかけになりますので、ミスを恐れず業務に向かっていく姿勢が大事だと思います。

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